虫歯予防
フッ素塗布
歯の構造を安定させ歯の質を強くし、虫歯になりにくくなる効果があります。
歯科医院でおこなう高濃度のフッ素は、効果が3~4ヵ月とされている乳歯・永久歯に関わらず生えたすぐの歯に塗るのが最も効果的です。
お口の残ったフッ素をなめたり飲み込んだりしても体に問題はないですので、うがいのできない年齢の小さなお子さんでも塗布できます。
しかし、フッ素を塗ったから大丈夫と安心せずに歯磨きの習慣や正しい食生活をすることが大切です。
※当医院では、3~4ヵ月に1度のフッ素塗布をお勧めしています。
シーラント
奥歯には溝があり、形がデコボコしていて食べかすが残りやすく磨きにくい所でもあります。
溝に食べかすや汚れが残ったままだと、そこから虫歯になります。
この溝からの虫歯を予防するために、虫歯になる前に溝を浅くして歯ブラシの毛先が届き届きやすいようにします。
この処置を「シーラント」といいます。
シーラントは、あくまでも予防ですので、嫌がるお子さんへ無理にする必要はありません。
フッ素配合剤
自宅で使用するタイプのフッ素もあります。
毎日使用できるように少量のフッ素しか含まれていませんので、安心して使用していただけます。
「フッ素」といっても色々なタイプのものがあります。
どのタイプを使っていいのか分からなければ、その子にあったフッ素剤をおすすめしますのでご相談ください。
キシリトール
キシリトールとは、天然の甘味料です。
虫歯菌(ミュータンス菌)の活動を抑えたり、唾液の分泌を促したりする作用が期待できます。
現在ではガムや飴に配合されているものも市販されています。
注1)食べ過ぎると一過性におなかを壊すことがあります。
注2)他の糖分と一緒に摂取してしまうと意味がありません。